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ES総合館
ノーベル物理学賞を受賞した益川敏英先生、小林誠先生が率いる素粒子宇宙起源研究機構と、工学部事務、環境学研究科建築学コースが入居する総合研究棟である。低層階にはノーベル賞展示室やホール、講義室、レストランといった公開性の高い機能、セットバックされた上層階には研究室が入る。学外者や研究者同士の交流を重視した基本設計を行い、廊下やエントランスロビーなどの動線空間を創造的研究のための出会いと議論の場とするデザインを行ったほか、アースチューブや自然換気システムなどを導入し、使用後の性能検証を含めた先端的な、環境負荷低減型の建築を指向した。全館LED・屋上緑化・BEMSを含めた多様な取組は、以降の名古屋大学施設のモデルとなって継承されている。
設計:久米設計,総合設備コンサルタント
施工:清水建設,トーエネック,第一設備工業
竣工:2011
規模:地上7階・15,265㎡
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