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グリーンベルト周辺建物の再生

 豊田講堂から西方に延びる幅100m のグリーンベルトは、名古屋大学を代表する景観である。その両側の建設後40年を経た施設群を、意匠・構造・環境の研究者の協働によるアイディアから生まれた外殻フレーム構法により耐震改修した。全国的にも先駆けとなるこの構法により、工学部2 号館から一連の整備を行い、設備バルコニーを兼ね日射を遮蔽するフレームによるファサードが、名古屋大学を特徴づける統一感のある景観を再生している。

 この一連のプロジェクトで形作られた、窓先に影を落とす彫りの深いファサードデザインは、デザインコードとしてCMPにも記載され、研究所共同館や創薬科学研究棟など、その後のプロジェクトでも踏襲されている。

工学部2号館:竣工:2002,規模:地上3階・10,932㎡

工学部3号館:竣工:2008,規模:地上5階・13,110㎡

法経本館・共用館:竣工:2004,規模:地上4階・15,016㎡

文学部本館:竣工:2002,規模:地上4階・6,088㎡

全学教育棟:竣工:2009,規模:地上4階・20,171㎡ 

工学部3号館.JPG
全学教育棟.jpg
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